パンフレット制作、リーフレット作成の板橋区のデザイン 印刷会社ギルマン

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M ’ s B l o g C a f e S E A S O N

2017.03.27

春の千倉で、ゆったり潮風時間を☆彡(Terrazzaのランチを中心に)

【よく行く所・千倉(南房総) vol.06】0112

前回からの続き。カフェgrass-Bから千倉へと向かう。もちろん泊まるのは定宿のバードランド。ここで何度も紹介している、僕の大好きな宿。今回は満月に合わせて、テラスから月の出を見ようという計画だ。
それと2年前にオープンし、評判の良いイタリアンの店:Terrazzaでランチを食べるというのも。

そして今回行って改めて思ったのだけど、何故これほどまでにこの千倉に惹かれるのか、よ~く分かったのでした。

僕の生まれ故郷は鎌倉の腰越。もうほんと目の前が海で、その先に江ノ島が浮かんでいた。そこで6歳ぐらいまで過ごしたのでした。家はヘミングウェイの老人と海に出てくる質素な平屋にとても似ていた気がする。子供心にも、記憶はけっこう残っているのです。

でも、今その生まれ故郷に行っても余りにも変わり果て、もう昔の面影は全く残っていない(≧∇≦) それ故この千倉に、そのかつての郷愁を感じているのかもしれない。。

静かで明るい海辺の町。どこかアッケラカンとした潮の香り。何か当時の記憶の空気感が、とっても似ているのです☆彡

花畑の町:千倉。先にあるのがバードランド。

奥さんの話しによると、昔はもっともっと花畑に囲まれていたという。。

さっそくサンルームに陣取り、月の出を待つ。

流す曲はボッサ・ノスタルジア。月との相性がとてもいい。

ただ今回は残念ながら木々に邪魔されて、水面から登ってくる月は見れなかった。。

もう少し右側から登ってくる、時期のタイミングが必用。季節を変えて、次回リベンジしてみよう。

そしてこの夜ホームシアターで見た映画は、ロメール監督の海辺のポーリーヌ。瀟洒なフランス映画だ。それがこの土地で見るのにとても似合っていた。不思議なオーバーラップ感・・・。

ふと、今は亡き父もフランス映画が大好きだった事を思い出す。。海辺のシーンの多いフランス映画。かつて東京まで通わなければならないのに、父がワザワザ離れた鎌倉に居を構えた理由がそれだったのかもしれないなぁ、と。

すぐ近くの、もう一つのペンション:ポルトメゾン。バードランドが基本食事をやっていないので、もうセットでここには必ず食事で寄るのが慣わし。

明るく開放的な感じがとても気に入っている。ご主人とも、色んな事をよく話す。

かつて故ジャック・マイヨールも訪れ、アドバイスをもらったという。それでセカンドネームも「グランブルー・イン」。マイヨール氏もフランス人だった。なるほど!

そして何度か店の前を通って気になっていた、そのTerrazza。今回初めてそこで食事をした。

フランス映画に出てきそうな、海辺の小さなイタリアンの店だ。

そのムードと空気感は、絶対にこの地を訪れないと味わえない。

評判の2000円のパスタランチを注文する。さすがこの値段で、このオードブルの品数と味の確かさは凄い!

メインは牛筋のトマト風味パスタ。

そしてドルチェも2品と。ん~なかなか。これもこの地の成せる業かなっ。

深く深く、舌でも千倉を味わったのでした。

更に久しぶりの海岸美術館で仕上げといこう!

体育館のようにスコーンと広々とした空間。まさにこの地らしい。

そして、作者の海へのオマージュが至る所に散りばめられている。

千倉。これからも時々訪れるであろう、霧ヶ峰と並んで僕の「心の故郷」なんだよねっ☆[゜ー^]

写真&文 by 板橋区の印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

2017.03.19

31年の歳月が語る、静かなる熟成と風化の物語。(カフェ grass-B・南房)

【お気に入り カフェバー vol.02】0111

ここは前から行ってみたかった所。ようやく先日その機会を得たのだった。
その雰囲気は、まるで建物そのものが生き物のように呼吸しているかのようだ。その染み一つ一つが発する息遣いに触れる。。

やがて、ゆっくりと自分自身の内なる世界に埋没していく・・・。

何か大切な事を語りかけてくる静かなる気配。。これこそ僕がカフェに求めている本質的な部分ではないだろうか。
カフェには、個性的でオリジナリティ溢れる作者のコンセプトが必要だ。そして時が刻む歴史というディティールも。。

その店は丘の上にひっそりと佇んでいた。

ヨーロッパを色々と旅したというご夫婦が、31年前に始めたという。

では、そのコンセプトを感じながらテラスで寛ぐとするか。

ビールはこのベルギー産の一銘柄のみ。そのこだわりがいい。

ジェノベーゼ・ピザも、あくまでもさりげなく、いたってシンプルだった。

全体のテイストは、イタリアの片田舎の開放感をベースに、ポルトガルの内陸部の哀愁を加え、フィンランドのエキスを数滴垂らした感覚かなっ?

窓自体が、壁に架けられたタブロー(一服の絵)のようだ。

一つ一つにセンスが感じられる。では中に入ってみよう。

まず驚いたのは、そのユトリ感だ!

静かなる「人の気配」が実に絵になる。

深い。この空間は限りなく深い。。

そして建物の内部の独創性に度肝を抜かれたのだった。

吹き抜けの高い天窓から、柔らかな光が降り注ぐ。

静かに、あくまでも静かに、紅茶の香りを楽しむ。

全ての小物一つ一つが吟味されていた。

カフェとはやはり本質的に「異空間」なのだ。

そのかもし出す気配と、

「美の表出」という概念の中に・・・。

写真&文 by 板橋区の印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

2017.03.05

散歩のように旅をして。富士紀行・前編(河口湖)

【エリア別国内旅 中部 vol.01】0110

いつも想うのだけど、「旅の時間とは不思議なもの」だなぁと。あっという間に虚しく終わっていく日常と違い、濃密で心が果てしなく解放されていく、まさに至福のトキ♪
そう、旅時間というのは、愛おしい程に文学的時間なのだ。

そんな訳で今回から2編に分けて、同じ季節に行った「とある旅の流れ」を語ってみよう。

【とある冬の日】この超忙しい日常の中で、わずか2日でさえも、ひねくり出すのは難しい。でもまた、これがスリリングで面白いんだけどねっ(笑)

さて、どこへ行こうか? 白紙だ・・・。どこへ行きたいのか? どこへ今、心が向かっているのか? この2日という限られた中で行ける、丁度いいボリュームの所とは?
心の中のベクトルをさぐってみる。雪、白、冬の透き通った陽光、居心地のいい宿、個性的な露天風呂、のんびりまったり、そしてさりげない所・・・。

そんな中で、ふと「富士山」というキーワードが浮かんだ。この冬の季節、どんな風に雪化粧しているんだろう?
そういえば、今まであまり、じっくりと富士と対峙した事はなかったなあ。何かあまりにも普通にドーンとそこにあるので、まるで風呂屋のペンキ絵のように通俗的に感じられて、あまり意識が向かわなかったのだ。。
僕にとっての憧れの山、あるいは霊峰と言えるのは、例えば穂高などの北アルプスの峰々・・・。

とはいえ、何か「ピン!」とくるものがあったのだ。こればっかりは、心の勘?
よし!ちょっくら行ってみっか~!! となれば、かなり冷え込むだろうから、部屋や露天風呂からもドーン!と見れて、できたら湖ごしに見たいよなぁ。
・・・という事で、河口湖周辺という旅の計画が、まるでイーゼルに立てかけられた真っ白いキャンバスのように、事前に用意できた。

「へーっ、冬の花火もあるのかー!」「おっ!このホテルなかなかじゃん!♪」「レンタサイクルは?」と、さらさらと鉛筆で軽くデッサンをするように、キャンバスに「アタリ」が入っていく。あとは現地でどういう風に、「行動」という筆で色彩の絵の具を塗っていくかだ。

いい旅は、いい絵を描くようなものだと思っている。

その作品は表に出ることなく、心の中に仕舞われるものだけどね^^ でもこういう風に、ブログで表現してみるのもいいものです (´_ゝ`)y-~~~ 

んっ?一歩中へ入っただけで、なかなかいいホテルだなと感じた^^

正直、僕の旅の志向はあくまで「外」で、あまり「内」にはこだわらない。
ただ、この耳がちぎれんばかりの寒い冬の高原。こういう時は、やはり宿選びは重要なポイントだよね。夏なら、寝場所さえあればいいと! まあ、限りなく外にいたい人なんで ☆[^ー゜]

部屋に入ってみる。お~っ! デッサンでアタリは付けていたんだけど、予想以上にいいねぇ♪ 冬の陽光がキラキラと降り注いでいる。富士も正面だ^^
このホテル、サブネームで「風のテラス」とあったけど、そのコンセプト、GOO!

今回は、富士の刻々と移り変わる「表情」を表現してみたいので、時間軸に沿って展開してみようかと。
初日は雲が多く、富士も哀愁を帯びた顔だなぁ。でも、雲の造形と空の空間が、富士という要素を得て、より雄大に感じられる。

さっそく露天風呂だ! ん~、なかなか^^ 富士との対峙感がいい♪ 大気の冷たさと湯の温かさとの、緊張感のある絶妙なせめぎ合い。
これだよね、これ!(^◇^) ゆったりと、全てのシコリが湯に溶けていく・・・。

外に出てみる。湖面に張った氷が、美しく光を反射していた。氷という概念は、もはやほとんど東京にはない。改めて不思議な感触を探るように、じっと見入っていた。。神秘的なマチエールと、フラジャイルな質感・・・。

雪ダルマも、ひっそりと何かを語っている。

ふと、遊んでいる犬に目が釘付けになった。嬉しそうに躍動する姿。白と光と無邪気さと・・・。こんな時だよな!「犬はいいなぁ」って思うのは♪

バイバイって^^

そして今回、なにげに持っていった一冊の文庫本が、とてもいい形で旅のテーマを彩ってくれた気がする。
角田光代の「恋するように旅をして」(講談社文庫)。

実は以前から、「散歩」と「旅」の違いとは何なんだろう?という、永久に答えの出なさそうね命題?(笑)をかかえていたのだった。

近場の「谷中」は、当然散歩だよね。でもちょっと離れた湘南は旅っぽいよなあ・・・。単純に、日常からの距離なのか? その分岐点て、どこなんだろう? お台場は?葛西は?横浜は? うーん・・・・・・。
その命題がこの本を読んでいて、ふっと解決したような気がした。

彼女は散歩をしに外国へ行っているという。そうか、これだ! 僕の旅も散歩だったんだ!! そして反対に、旅のように散歩をしているんだと! 谷中ですら気持ちの持ちようで、旅になるのだ!! まさに目からウロコ(笑)。
僕の旅のスタイルはこの作家とは全く違うけど、この1点のみ非常に近い気がする。そっか~・・・☆[^ー゜]   
とっても素敵な本なので、機会があったら是非読んでみて下さい♪ 特にその中の、「空という巨大な目玉・モロッコにて」は、絶品ですよ!

それになぜ、自転車旅が好きなのかも、深く深く分かった。現地でのんびりと乗って移動していると、一瞬そこで生活している散歩のような、不思議なデジャブ感を味わえるのです。観光客からも、よく道を尋ねられるしねっ(爆)

自由で気ままで安全で、エコロジカルだし、スポーツライクでもあるし。なんせ、徒歩の10倍ぐらいのスピードで、軽やかなフットワークが生まれる。それで余裕を持って、フランクに旅のスケジュールを組み立てられる。
気に入った店・場所・宿を、実際に自分の眼と勘で「発見!」できるしね! これ、最高!! 荷物は荷台にのっけて、気軽に風と波を追いかける、自転車サーファーのようなノリかな♪

もう国内では、どこででもこのスタイルがやれる。今度は海外でもやってみようかなと。モロッコに、ママチャリがあるかどうか分からないけど(笑)、あの迷路のような街路を、スイスイと行ったり来たりできたら楽しいだろうなぁ(^◇^)

ホテルに戻り、夕暮のひとっ風呂^^ ん~、沁みるねぇ・・・(≧∇≦)
富士の上も少しずつ雲が流れ去り、いい感じになってきた。

松明に火が灯る。心憎い演出だね♪ 炎が風で踊る。竜になったり、ウサギやネコになったりと。。

夕食後、いよいよ冬花火。部屋のテラスから見れるってぇのがいい^^ 花火といえば夏の風物詩。でも冬も悪くない ☆[^ー゜] いやっ、悪くないどころか、澄み切った夜空に、ひときわ鮮やかだ!

そして漆黒の夜を迎える。雲はすっかり取れ、富士も毅然とした表情を見せている。

夜の富士か~^^とても文学的だ♪

星空もくっきりと語りかけてくる。

やがて、ゆっくりと夜が明けていく。

朝日を反射し、富士はシュールな表情を見せる。

ピンクともオレンジとも言えない、あるいはレッドともアンバーとも似つかわしくない、この言葉にできない色彩の極みの中に、陶酔していく・・・。

そして朝。見事に晴れ渡った。曇りがちの昨日とは全然違う表情だ。待望の「逆さ富士」でもある。

この白いマチエール、不思議と味覚を刺激される。・・・僕だけだろうか?

当然、朝風呂^^ 陽光が暖かく、昨日とは全然違う感触だ。湯が何か温かいプールの水のよう。時空を飛び越え、南の島に舞い降りたような・・・。

不思議な湯の国、JAPAN! この国は、まだまだ果てしなく奥が深い♪

更に当然、朝酒^^ 今回は、すぐこの近くで造っている「五光」という逸品。
とにかく、ここの土地の水はいい。さすが湧水の湧く富士の裾野。ホテルの水道の蛇口から飲む水ですら、ヘタなミネラルウォーターより旨いくらい。ほんのりと甘みがある。
で、この「五光」。ん~、「水だね!」 これ、最高の誉め言葉ヽ(´ー`)ノ

富士も笑っている^^

PS.この日はこの後、久しぶりの忍野八海へ向かう。 ここも素晴らしかった! その様子は次回で。

写真&文 by 板橋区の印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

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