パンフレット制作、リーフレット作成の板橋区のデザイン 印刷会社ギルマン

美しく訴求力のある表現を!03-6909-8612

M ’ s B l o g C a f e S E A S O N

2016.12.29

ちょっと小粋なイタリアンのランチコース☆彡(ハーブ&おいしい野菜塾)

【地元(板橋)散策 ぶらりCAFE vol.03】0103

さて、久しぶりに地元ネタで。旅をしていて楽しい事の一つは、地元を愛する人々に触れる事。不思議とこちらまでウキウキしてくる。で、自分はと言うと。。
板橋に越してきてちょうど丸4年になる。超旅好きで根無し草のような僕だけど、今はけっこうこの板橋が気に入っている。以前は文京区に住んでいて、そこも良かったのだけど。。

やはり灯台下暗しは良くない。地元をしっかり見据えてこそ、巨視的な非日常の旅が生きてくる。という訳で、今回はこのレストランを取り上げてみよう。
前からここの存在は気になっていた。それでつい先日行ってきました、冬の麗(ウラ)らかな午後に。チャリで10分ぐらいかな。

最近は特に有機野菜や無農薬野菜、そして地産地消とか「この手のモノ」にとても惹かれている。そんな美味しい野菜を実際にそこで栽培をしていて、それを直接食べられるというレストランだ。ん~素晴らしい!♪

最近は思い思いに趣向を凝らしたカフェのランチプレートが人気だけど、今回頼んだのはランチコース。
最後のデザートまで、店の人がゆっくりと次を運んでくるので、ゆったりと寛げる。しかも値段は1500円。ランチワインの300円を加えても税込みで1944円。感動~!(笑)

都会の中にある、まさにオアシスのような空間。

開放的な室内は、可動式でオープンエアになるようだ。

何と言っても、緑のガーデンに囲まれていて、雰囲気が素晴らしい!

季節はずれのヒョウモンチョウまで(@_@;)

もちろん外好きの僕は、陽の当たる暖かなテラス席に陣取る。

どれもなかなか旨そうだ。

まずはワインで、心をフッと泳がしてみる。。

前菜はキッシュを中心に、採れたての野菜で。

次にカボチャのスープ。味付けも申し分ない。

メインはカキの創作料理。ん~満足。パンも美味しい。

麗らかな陽の中で、スッと心も透明になっていく・・・。

最後のデザートも手抜きはない。

休日はミニ電車も走るという。

畑に囲まれた中で食べる昼食。。

ちょっと板橋ならではの、なかなかキュッとした小粋な店だった。

仕事や日々の雑事に追われて、一瞬のうちに貴重な一日が終わっていく。。(≧∇≦) そんな我が日常だけど、たまにはその合間に、こんな風に余裕をカマスのも大事だよね!(笑)

※お店のURL:http://yasai-dining.com/
写真&文 by 板橋区の印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

2016.12.24

『cafe la fin』という構想に一歩近づけた日。(千倉の定宿で)

【よく行く所・千倉(南房総) vol.04】0102

先日、ちょうど1年ぶりの千倉に。南房総にありながら、鴨川と白浜の中間に位置していて、いわゆる「観光地」とはちょっと違う。温暖で静かな環境を求めて移住してきた人が多い「生活地」なのかなっ。

風が穏やかでサンサンと陽が差す冬の日に、フラッと訪れ始めてかなりの年月が経つ。移住者が多い為か、ポツンポツンとお洒落なイタリアンの店や雰囲気のいいカフェが出来たりして、それらを自分で発見したりするのがとても楽しい。

そんな千倉で、もう「定宿」と呼べるようなペンションがある。名前は「バードランド」。ご主人が僕と同世代で、行くと話しが尽きない。映画・音楽・文学と造詣も深く、たまにいい意味で口論になったりもする(笑) サルトル・カミュ論争のように(笑)

何よりも、このペンションの建物としての立体的造形と光の入り方、夜の照明の徹底したこだわりに惚れてしまった。限りなく個性的で、なおかつ居心地のいい居住空感。もはや「宿に泊まる」というよりは、友人の家に遊びに来た感覚だ。

そして来るごとに新鮮な驚きがある。前回は超ど級のホームシアターで見たお勧めのフランス映画に驚嘆し、今回は夜明け前から堪能した日の出前までのシュールな時空。そんなOFF的感覚の一日を綴ってみたい。

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房総の中でも千倉の海、そして風土が特に好きだ。

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ポカ~ンとした光に溢れているから。。

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一軒だけ、今回発見した店を紹介してみよう。名前は「サヤン」。

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2年前にインドネシアから舞い戻り、この店を始めたというサーファーのご主人。随所にかの地のこだわりのテイストが感じられる。

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また一つ、千倉に好きな店が出来たかなっ。

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昼過ぎにバードランドに到着。

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この複雑で立体的な建築構造が面白いんだよなぁ。。

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広いウッドデッキは、開放感そのものだ!

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こんなギャラリーも、建物の一角に併設されている。

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そして2階のテラスに続くこのサンルームが、今回の最大のテーマとなった。

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少し高台にあるため、千倉の海を見事なまでに一望できる。この立地条件にご主人が惚れたのも良~く分かる。

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少しずつ日が傾き、光が物語を語り始める。

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それはゆっくりと、ゆっくりと自分と向き合うための内省的な時間だ。

そして翌朝の、まだ暗い内からこのサンルームにこもった。すると、何と天窓から半月が顔を見せたのだ! 思わず照明を全て消し、この贅沢な月光の降り注ぐ中でまどろんだ。それはまさに現実とも夢の中ともつかない、時空間だった。。

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やがて日の出前の黎明を迎える。

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通常は寒くて、なかなか屋外だとこのシーンの中に長時間は居られない。

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でもこの日は、このサンルームが強い味方になってくれた。素晴らしい居住空間、そして建築設計!!

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やがて太陽が顔を出す。朝もゆっくりと、ゆっくりと訪れるのだ。。

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そして僕の大好きな、ここの朝食。コーヒーは思わず唸りたくなるような、こだわりのトラジャ。

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頭の中は完全に空白になっていく。。

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フッと美しいと思ったらイメージを切り取ろう。

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自然の声や香りを感じるのと同じように、感覚的に、ひたすら感覚的に・・・。

今回来てみて、次の大いなる目標が生まれた。それはここで「月の出」を見る事。これは今までも様々な場所でやってきた事だけど、屋外の環境の中ではなかなか厳しいのだよ。だいたいが痺れるように寒く、快適なコンディションで見れる期間はごく僅かだ。でもここなら一年を通して、その「ぬくもり」の中で見、そしてまどろめる。

で、ここのご主人、現在二つの夢の構想を考えているという。一つは映画ベティブルーに出てきたコテージのようなペンション、そして海べりの月の光を浴びれるBARをやってみたいという。。ん~、面白い!

僕も一つ考えている。名前も既に決めてある。それは『cafe la fin』。耽美なる終焉。。
一見廃墟のようにボロボロに朽ち果てているようで、それは計算され尽くしていて、存在そのものが美しいカフェ。目の前が海で、大自然の中にただポツンとある、分かる人にだけ来て欲しい店。ただほとんど人は来ないだろうなぁ。。それも良し!(笑)

まあ、夢だけならいくらでも構想できるので、ねっ☆[゜ー^]

写真&文 by 板橋区の印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

2016.12.15

清流に映る月に酔う!(四万十川・後編) 

【エリア別国内旅 四国 vol.02】0101

前編からの続き。仕事の合間に、できるだけ時間を創って旅に出ている。これはもう人生の潤滑油のようなもの。僕にとってはなくてはならない時間だ。そして夕暮れ、あるいは星や満月の下で酒を飲む。。至上の喜びである。

これをいったいいつぐらいから始めたのかと記憶を遡っていくと、はっきりと『これぞ酒だな!』と思えたのが、32年前のグランドキャニオンの谷底で飲んだ酒からだったような気がする。
夕暮、谷の一部が真っ赤に染まり、眼下にはコロラド川。静寂の中から濃い大地の息吹が感じられ、その圧倒的なスケール感。それが酒という「触媒」を借りて何十倍にも増幅し、心を躍動的に解き放っていく。全てから開放され、今この地球に真に生きていると実感できた至福の境地!

そしてもう一つの流れが、小笠原の日の出山の頂上で飲み踊った酒。その満天の星の輝きは今でもはっきりと脳裏に焼き付いている。あまりの輝きに、星の一つ一つの外側に光りの輪ができる程・・・。
31年前の事だけど、そのシャンデリアのような天空の輝きを越えたシーンは、未だにない。。

更にもう一つの流れが、ずっと少年時代?から憧れていた、李白の詩の中にあった「月をサカナに酒を飲む」というくだり。川に船を浮かべた流浪の中での酒。友であり、希望であり、心を照らす光としての月。。
これをはっきりと瞼に焼き付けたのは、21年前のボルネオのサンガラキという島での事だった。たまたま天上にあった満月の青い光の中で飲む酒に、深く引き込まれていったのだった。頭の中まで青く透明になっていくかのように・・・。

スコッチが18年、22年と寝かせていく事で純度を上げていくように、月の光で更に50年、100年と増幅されるような気がする。精製し、余計なものを削ぎ落として熟成された時に残るもの。それは、やはり大地からの息吹だった。

そしてジープ島で更に進化していき、夢雲(moon)というハンドルネームも持つようになった。

夕暮れ、星、月、、そしてこの大地の息吹の中での酒。。いつしかシャレでM’s BARと呼ぶように。
このMの頭文字はもちろん僕の名前のイニシャル。そしてもう一つがそのシンボルとしてのMoon。そして、Mind(心)、Magic(魔法)、Moor(荒野)。
更には、Memory(記憶)、Malt(モルト)、Mystery(神秘)、Melodey(旋律)、Metaphysical(形而上学)の10個からきていると、勝手に思って楽しんでいる(笑)

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その日、M’s BARを探して更に南下する。
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ようやく酒を飲むのに最適の、取って置きの場所を見つけた。
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西側では、夕陽が佳境に入っていく 。夕映え、そんな言葉がぴったりだった。

で、今回はこの四万十川の清流に浮かぶ満月を肴に、スコッチを飲もうと思った。穏やかで自然がまだたっぷりと残っている大河でなければ到底できないだろう。
そしてじっくりと「四万十川とは何か?」「自分にとって川とは何か?」「旅をする事とは何なのか?」・・・そんな事を思いながら静かに飲む酒の味は、また格別だった。

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ふいに東側から満月が顔を出す。
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これぞ、コバルトブルー・ムーン!
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どんどん月が上がり、波光のパフォーマンスが続く。。
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雲が月の光を受けて、「夢・雲」となる。
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さあ、今宵は四万十の月に乾杯しよう!

それにしても、一つ面白い現象がある。12月のこの真冬の寒空、、屋外の荒野で酒を飲むなんて、よっぽど物好きだと思うかもしれないけど、全くそのとおり! 自分でもそう思う(爆)
ただ満月の日だけは、ちょっと特別なのだ。夕暮も佳境に入り、太陽が顔を沈めると、とたんに寒さが厳しくなってくる。特に寒い冬空、、シンシンと冷気が襲ってくるようだ。ただ、そこにポッカリと月が顔を出し、水面に美しい波光を描き始めると、不思議と体感温度が上昇するのだ!

月の光は温度を持たない冷光。。では何故? 僕はこんなふうに思っている。

その光で、ポッと心に灯火が差すのではないだろうか。体の奥深い芯の所に反応するかのように。。視覚的なもの、あるいは感じる光のその美しい光景だけで体感温度が変わる??
やはり「心」や「気」の世界ってホント神秘的で面白いもんだなーと、つくづく思う。そして、どれだけこの光に励まされてきた事か。

『太陽が外界の外側を照らす光なら、月は心の内側を照らす光。』

更に新しい月との遭遇を求めて・・・。

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早朝、「川の町」を散策する。西に沈んでいく月にお別れだ。
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全ての輝きと、人生そのものを映し込んでくれる川面・・・。

翌日の3日目はドピーカンに晴れ上がった。いろいろと「川の町」を見て回り、そして念願だった下流へと下り、海へ出た。
四万十川、、源流地点から196Kmの大河。その内の約3分の1以上の70Kmを走破した事になる。自分の足だけで駆け抜けたゴールインでもあった。

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海に出る。走り抜いた感慨に耽る。
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その日の夕暮。何か「地球の声」を聴いた様な気がした。。

その海の近くは、平野浜というサーフィンのメッカ。時に凄い波が来るらしい。その海縁のサーファー御用達の小さなペンションがその日の宿となった。話し好きのそこの主人と、その日はじっくりと四万十川と土佐の風土について語り合った。
北陸から20年前にこの地を気に入って夫婦で渡ってきたという主人。とても面白い人だった。照れて、とうとうカメラに収まらなかったけど(笑)

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ペンション平野は、海の香りがした。
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主人の釣果が今夜のおかず。今宵はマダイ 宝貝を始めて食べた。これにはかなり感激!
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翌朝は、海がブルーに染まっていた。波が穏やかな時は、サーファーは来ないらしい。潮騒・・・。
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川と海、、この対比を心行くまで堪能した。

そして最終日は朝からずっと雨だった。早めに飛行場のある高知市に入り、一路桂浜へ。土佐のシンボルともいえる坂本龍馬の記念館に立ち寄りたかったからだ。
するとちょうど面白い企画展をやっていた。龍馬の子孫にあたる、坂本直行という、北海道の開拓農民であり画家でもあった人物との対比という企画。骨太で素朴な絵の数々。。
幕末を疾風のごとく駆け抜けていった龍馬は、当時北海道の開拓を夢みていたのだ。その意志を、この子孫が受け継ぐ形となった。なかなかいい企画展だった。

土佐と北海道。。僕も今年4回目を行こうかと考えていた程惹かれる北海道が、この土佐の地に来て再び繋がった。その事に不思議な因果を感じ、感動をおぼえた。予想もしない嬉しい事が起こる。やはり旅はいい。

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雨が音符を窓に書き付ける。
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レインピクチャー。。
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箱庭のような浜があった。
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そして龍馬記念館で、時が立つのを忘れた・・・。
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土佐の人はホント酒好き。いい土地だ。気に入った!

土佐藩という店で仕上げにかかる。さあ、食い忘れがないように(笑)
土佐で一番旨い酒を持ってきてくれ!と言ったら、この「玉の井」が来た。確かに旨い! そして、ようやく念願の清水サバのタタキだ。良い良い。更にこの店名物のカツオのタタキ寿司で、終了~!(´ー`)v

Photo by 板橋区のデザイン&印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

2016.12.10

一日で60kmをサイクリングで走破!(四万十川・前編)

【エリア別国内旅 四国 vol.01】0100

久しぶりのブログです。さあ、いよいよ2016年も残すところあと僅か。今年はミクロネシア・ポンペイの観光プロデュースをスタートした年なので、年3回この地を訪れた。それだけに他の地の旅が少なかった。。

そこで忙しいのを承知で、何とか12月のラストを、まだ見ぬ国内旅で締めくくりたい! その白羽の矢を立てたのは四国・香川。その理由は追っ付け語っていくとして、そのモチベーションを挙げる為に選んだ過去ログの再UPが、これだ!
10年前の旅。同じ四国で同じ時期。何ともメモリアルではないか!

忙しいビジネスマンが「心の旅」を生活の中に組み込む事は、ホント難しい(≧∇≦) 共すると億劫になって、どんどん先送りになって日常の中に埋没してしまう。。だからこそ自分にハッパをかける意味でもねっ。

10年の歳月を甘美に感じる為に、原文を出来るだけそのまま掲載してみよう。

【2006年・12月】 今回の旅も、ある種のインスピレーションから始まった。元々、今年4回目の北海道を狙っていたのだけど、いかんせん寒い旅になる。。「寒い地方は寒い季節にこそ旅の風情がある」と分かってはいても、なにせ根っからの南志向(笑) 気持ちはついつい暖かい南へと向かってしまう。近い内に極寒の雪国を目指すとして・・・。

そこで、まだ足を踏み入れた事のなかった四国。そして前から行ってみたかった四万十川。そして、流れ着く黒潮の太平洋。土佐の風土と酒、旨い肴、地元の人との語らい。こうして旅の輪郭が形造られていく。。

ただ一番の根っ子には、故・立松和平氏が四万十川についていみじくも言った言葉にあった。『この川がダメになったら、日本の川は全てダメになる』と。。日本人がずっと心の拠り所にしてきたハズの、美しい川の文化。その「最後の清流」と呼ばれるこの川を早めに見ておきたい。『行ってこの目で見るタイミングとしては今しかない!』と。

そして僕の、四万十川への「小さな冒険の旅」が始まった。。

そしてもうひとつこの川に惹かれた要因として、嵐山光三郎氏のエッセイにもヒントがあったのだ。
『この川には自転車でも走れる素晴らしい道がある。それは、ピカピカ光線の中を進み、目で味わい風の言葉を聞ける道程だ』と・・・。

7時台のフライトで松山から入り、宇和島まで特急。そこからローカル線に乗り換え、中流域のサイクリング始点の小さな街:江川崎に着いたのは昼過ぎだった。ここで1泊して、翌朝から片道約50Kmの長丁場だ。平坦な道なので問題はないが、ただ寒い。。とにかくひたすら寒い・・・。この山間の地は恐ろしい程冷え込む。朝は0度。「南国土佐」どころか、まるで「寒国土佐」のようだ(笑)

カヌーもこぎたかったけど、時間の余裕がなかった事と、さすがに沈した時の事を考え、今回は断念。。山間の地はこの季節、16時でもうまっ暗になってしまう。土佐の酒と旨い肴で、まずはこれから始まるツーリングに向けて充分に体調を整える。

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明日から、この川の「南下」を始めよう!
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出発点は、このホテル星羅四万十。部屋からも川を見下ろせる、月をモチーフにした、スタイリッシュなホテルだった。

さあ出発だ! 出会い頭、まずはこの川の「凛とした透明度」に驚嘆した!(@_@;)
僕もいくつかの川を巡ってきたけど、上流域の清流とは渓流であり、当然透き通っているのがあたりまえだという気持ちがある。でも、たいてい中流域に入ると穏やかな流れに変わり、いろいろな理由で濁ってくるものだ。それがここでは全く違っていた。。

こんな表現ではどうだろう。例えば、山の中の素晴らしく透明度のいい湧き水の湖があったとする。その湖を際限なく並べていった感じ。川というよりは、その湖が連続して連なっているかのような不思議な光景・・・。

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ピカピカ光線を浴びて、快調に走り出す。

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大地から発する様々な「声」を聞きながら。。

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エメラルド色の水辺に、目が釘付けに。

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静かに川は「物語」を語ってくれる。

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川辺の、土星のような不思議な小宇宙。。

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そこに架かるスレンダーで美しい沈下橋。

季節は12月の初旬。最高にオフシーズンなこの季節。どこもかしこも静けさに満ち、そして穏やかな冬の太陽の、喜びに溢れた光に包まれていた。。
バイクに乗った地元の郵便配達員と、川辺の僅かばかりの農家の人々や漁師達・・・。

おそらくこの日、この広大な川をサイクリングし観光していた人間は、僕だけだったのではないだろうか。11月いっぱいでレンタサイクルは終わっていたのだけど、無理を言って特別に借りたのだった。朝晩の寒さだけをガマンすれば、静かで開放感が必要なツーリングには最高の季節かもしれない。

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繊細な竹林越しに見る、輝く川がいい。

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んっ?と思ったら、シャッターを切ろう!

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川と共に素朴に暮らす人々。。

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なんか「歌」が聞こえてきそうだ♪

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そして冬ならではの、妖艶で密度の濃い椿のピンクに、しばし浸ろう。。

フィーリン・ホイーリン・・・。山川健一氏のエッセイ本「自転車に乗ろう!」の一節にこんなフレーズがある。
『自転車で走る時のあの風を切り、滑るように前進する自由な感覚。あれは背中にツバサが生えた状態なんだ。あのボヴ・ディランのアルバム「フィーリン・ホイーリン」は、まさにこの感覚を歌ったもの』だと。。

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シャレで、駅ではなくカヌー小屋。本日閉店。。

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こんな遊び心に、思わず『えっ?』っと。

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沈下橋は、増水時のこの土地ならではの工夫。シンプル&素朴で実にいい!

そしてこの日わき道も入れて、川の下流にある中村の街まで約60kmを走破した。当然、足のスジがおかしくなり、最後は片足だけで漕ぐようになった。でも気分は絶対的に爽やかだった。
やはり綺麗な水辺は、人の心を徹底的に洗ってくれるのだろう☆彡

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川面は光のマジシャン。

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波がないときは色のマジシャン。

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移ろい行く、時の赴くままに・・・。ここでは、ゆったりと時間が流れていた 。。。

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そして、目的地の下流域:中村の街に到着!

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素晴らしい行程だった。

更に狙っていたのだけど、この日は満月。もう一つの大きなテーマである「四万十川に映る清流の満月に酔いたい!」は、後編で。

Photo by 板橋区のデザイン&印刷会社ギルマン 代表:三輪アキラ

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